目の下のクマ取り・たるみ取りとは
目の下のクマやたるみは、加齢や皮膚のハリ低下、眼窩脂肪の突出などによって生じる、見た目年齢を大きく左右する要因のひとつです。クマがあることで疲れて見えたり、老けた印象を与えることが多く、肌状態が良くてもクマがあるだけで印象が大きく変わってしまいます。
クマの種類と改善方法
目の下のクマは、色味の特徴から黒、赤、青、茶の4種類に分かれ、それぞれ原因や治療法が異なります。
黒クマ
目の下が黒く影のように見えるクマのことを黒クマ(影クマ)といいます。
加齢によるたるみや眼窩脂肪の突出により、目元にふくらみができることで影が濃く見える状態になっています。凹凸が原因となっているためセルフケアでの改善は困難で、クマ取り手術は、この黒クマに適した治療です。
赤クマ
目の下が赤くふくらんだような状態を赤クマといいます。 赤クマは、眼輪筋の圧迫や疲労による毛細血管の拡張などで目の下が赤く見えるものです。 黒クマと同じく、眼窩脂肪を除去するクマ取り手術が適しています。 放っておくと症状が進行するため早めの治療がお勧めです。
青クマ
目の下が青や紫がかって見える状態で、目元の血行不良により引き起こされる症状です。スマホやパソコンを長時間見続けるなど、日常的に目を酷使する人は青クマになりやすいので要注意です。 温かいタオルなどで目元を温めることで改善しますが、繰り返し青クマができる場合はルメッカ(IPL)や肌育注射なども効果が期待できます。
茶クマ
目の下が茶色くくすんだような状態で、紫外線や目元をこすったときの刺激などによる色素沈着が原因のクマです。 ほかのクマと違い、メラニンを生成しないようにケアをすることで改善や予防が期待できます。
「目の下のクマ取り・たるみ取り」は、突出した眼窩脂肪を除去あるいは再配置することで、ふくらみを改善し、滑らかで若々しい目元に整える治療です。当院では、脱脂術、裏ハムラ法、表ハムラ法、下眼瞼除皺術など、状態に応じて適切な方法を選択し、仕上がりとダウンタイムのバランスを重視した施術をご提案します。
こんな方におすすめ
- 目の下にふくらみや影があり、常に疲れて見える
- クマがメイクでも隠しきれない
- 目元が年齢より老けて見える
- 自然な範囲で、印象を明るく若々しくしたい
- クマ取りだけの治療を希望し、脂肪注入は避けたい
おすすめできる理由
脂肪注入を前提としない治療設計
多くのクリニックでは「クマ取り+脂肪注入」がセットとなることが多く、料金が高額になったりダウンタイムが長くなりがちです。しかし、脂肪注入は必ずしも必要な処置ではなく、むしろ不要な注入がトラブルや不自然な仕上がりを引き起こすことも。当院では脂肪注入を行わずとも、満足度の高い仕上がりを目指します。
院長による一貫施術
施術はすべて、顔面の構造に精通した院長が担当。大手美容外科のように経験の浅い医師が担当するリスクはありません。精度の高い手術と患者様への丁寧な説明・対応により、仕上がりの美しさと自然さ、再発リスクの低減に配慮いたしますので、安心して施術を受けていただけます。
RF(高周波)ナイフを標準使用
当院では、術後のダウンタイムが少なくなるように、大手美容外科では取り扱いがないもしくはミニマムダウンタイムオプションなどの高価なオプションに設定されている、4.0MHzのラジオ波を使用するRFナイフを、全ての手術で標準使用しています。これは組織のダメージを最小限に抑え、微細で焦げの少ない切開・止血が可能となるため、出血・腫れを大幅に抑えたダウンタイムの少ない施術が可能です。
当院のこだわり
- 経験豊富な院長がカウンセリング〜施術・術後管理まで一貫対応
- 脂肪注入に依存せず、クマ取りの本質的治療に集中
- ダウンタイム軽減のためRFナイフをすべての患者に使用
- 仕上がりの美しさと自然さ、再発リスクの低減に配慮
施術方法
患者様の目元の状態に応じて、以下の施術を選択します。いずれの方法も、局所麻酔下で行い、術中の痛みを最小限に抑えます。施術時間は30分〜1時間程度です。
- 脱脂術(経結膜脱脂術)
- 裏ハムラ法(眼窩脂肪の移動術)
- 表ハムラ法(皮膚切開併用の脂肪移動術)
- 下眼瞼除皺術(皮膚のたるみ取り)
種類
脱脂術(経結膜脱脂術)
下まぶたの裏側(結膜側)からアプローチし、突出した眼窩脂肪を除去する方法です。皮膚を切らないため、ダウンタイムが短く、傷跡も残りません。
顔の骨と目の下の皮膚をつなぐ靭帯の引き込みが強い場合、クマの線が残ります。そのような場合は、靭帯の引き込みを解除する靭帯剥離を追加します。
メリット
- 切開なしで傷が残らない
- ダウンタイムが非常に短い
- 軽度〜中等度のクマ・ふくらみに最適
裏ハムラ法
結膜側から脂肪を取り出すのではなく、眼窩脂肪をへこんだ部分(涙袋の下など)に移動・再配置することで、ふくらみとへこみを同時に解消する方法です。脂肪を「除去する」のではなく「移動させる」ことで、自然な目元の仕上がりが得られます。
メリット
- 凹凸の少ない自然な目元を実現
- 結膜側からの操作のため傷跡が表に出ない
- 注入施術を併用せずにくぼみ感まで改善できる
- 脂肪の処理を適切に行うことで再発予防ができる
表ハムラ法
皮膚を切開して脂肪を移動する方法です。脂肪移動に加えて、皮膚のたるみやシワも同時に取り除けるため、加齢による皮膚のゆるみが強い方に適しています。
メリット
- 脂肪移動+皮膚のたるみ取りが同時に可能
- 高度なクマ・たるみ改善に対応
- 長期的な効果が期待できる
下眼瞼除皺術(皮膚切開によるたるみ取り)
皮膚のたるみやシワが強いケースで行う。たるんだ皮膚を切除する手術で、必要に応じて眼窩脂肪も減量します。下まぶたの張りが戻ることで、見た目年齢を大きく改善します。
メリット
- 皮膚のたるみに特化したアプローチ
- クマが目立たなくなり、すっきりとした印象に
- たるみだけでなくシワ取り効果も期待できる
治療の流れ
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01
カウンセリング・診察
院長が丁寧に診察し、状態に応じて最適な施術法を選定します。
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02
洗顔・写真撮影・麻酔
清潔な状態にし、術前の記録を撮影。局所麻酔を施します。
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03
手術(方法により30分〜1.5時間程度)
状態に応じた施術を院長が担当。止血・縫合まで丁寧に行います。
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04
アフターケア
術後の経過観察・自宅ケアのご案内を行い、必要に応じて経過診察。
症例
基本情報
- 所要時間
- 30〜60分
- 麻酔
- 局所麻酔(希望に応じて笑気麻酔可)
- リスク・副作用
- 腫れ、内出血、むくみ(数日〜2週間)、たるみ、シワ、くぼみ
ごくまれに左右差や過矯正、下眼瞼外反が生じる可能性あり
表ハムラ・除皺術では皮膚切開による線状の傷跡が残ることがあります(数ヶ月で目立たなくなります)
- 術後経過・ダウンタイム
- 脱脂術:2〜5日程度の腫れ・内出血(メイクでカバー可能な場合が多い)
裏ハムラ:7~14日程度の腫れ・内出血
表ハムラ・下眼瞼除皺術:強い腫れ・内出血が1~2週間程度、抜糸後からメイク可
傷跡は時間とともに目立たなくなります
料金表
切らないクマ取り(脱脂術)
- モニター価格
- ¥124,600
- 通常
- ¥178,000
目の下たるみ取り(除皺術)
- モニター価格
- ¥194,600
- 通常
- ¥278,000
表ハムラ
- モニター価格
- ¥278,600
- 通常
- ¥398,000
裏ハムラ
- モニター価格
- ¥278,600
- 通常
- ¥398,000
※料金は全て税込価格です。
よくあるご質問
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Q
脂肪注入は必要ないのですか?
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A
必須ではありません。脂肪注入を行わずとも、眼窩脂肪の除去や移動で仕上がりが整うケースも多くあります。無理に脂肪を追加することで、かえって不自然になるケースもあります。どうしてもボリューム感を足したい場合はヒアルロン酸の併用がお勧めです。
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Q
ダウンタイムはどれくらいですか?
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A
脱脂術はダウンタイムが短く、2〜5日ほどで日常生活に支障がない程度に落ち着きます。ハムラ法や除皺術では1~2週間前後の腫れが予想されます。
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Q
再発の可能性はありますか?
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A
もちろん人間年齢を重ねていけば再び目立ってくる可能性はありますが、ハムラ法で眼窩脂肪の処理を正確に行えば、再発リスクは非常に低く抑えられます。当院では術後の経過観察も丁寧に対応いたします。
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Q
クマの種類に応じた施術はどう選びますか?
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A
黒クマ・赤クマには脱脂術・ハムラ法、青クマには光治療やヒアルロン酸、茶クマには美白ケアが有効です。診察にて適切な治療方針をご提案します。